【投資家が教える】新興国への投資は有力か?その方法は?投資信託で買うならどんな銘柄?

   

新興国へ投資することは、王道の戦略といえるでしょう。当時の先進国は、「高度経済成長期の日本」に投資することで大きな利益を手にしました。この歴史を、投資家なら見習わなくてはなりません。

もともとは日本も新興国でしたし、アメリカも新興国でした。当時にも日本が成長すると信じない投資家も存在しましたが、ご覧の通り日本は先進国になりました。

私たちが新興国に投資しない理由は、新興国の成長に疑問をいだいているからでしょう。しかし、成長の主役は常に新興国です

新興国に投資するメリットと、どのような手段で投資すればよいかを書いていきたいと思います。

新興国が新セオリー

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先進国に投資する投資家と、新興国に投資する投資家。10年後どちらが利益を手にしているでしょうか?

投資家は「安く買い」「高く売る」ことで利益を手にしますが、先進国はすでに世界で高く評価されていることで「株が高い」のです。

成長も頭打ちになっていますので、普通に考えれば先進国の株式は売らなければならないのです。先進国に長期投資するのは「安全」でもなんでもなく、理屈にかなわないことなのです。

著名な成功した投資家たちは新興国に注目しています。「ウォーレン・バフェット」「ジム・ロジャーズ」など大成功した投資家は、成長し尽くした先進国に興味はありません。(一時的な金融政策により先進国に投資することもまれにありますが、深読みされた戦略のもとで行われています。また、長期保有することはありません。)

長期保有を前提としたとき、可能性が高いのは間違いなく新興国なのです。新興国投資は「長期的にみれば安全」とある意味いえます。

先進国投資は、高齢化や人口減少社会に直面している「盛りを過ぎた国」です。若い国に投資するのは、「当たり前だけど注目されていないセオリー」ではないでしょうか?

どのように新興国に投資するか

新興国に投資することを考えたとしても、「日本には新興国の情報はほとんどない」というほど情報不足です。

新興国に投資するためにはどうすればよいかが分からないからこそ、日本では新興国市場の投資が盛んにならないのでしょう。

日本株と同じ感覚では投資できない

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日本にいて、日本株を購入するのは比較的簡単なことです。「会社四季報」などの本もありますし、証券会社などからのアドバイスももらえるでしょう(あてにならないことが多いですが・・・)。

しかし、新興国に投資するとき、会社四季報などの情報はもちろんありません。「その新興国にどんな企業があるのか」「その新興国企業の将来性はどうか」「どのような社会環境や背景の中で業績を伸ばしてきたか」などわからないことだらけです。

ですから、日本株のように手軽にはいかず、新興国の個別株式を購入することは(特に個別銘柄の購入は)現実的ではないと言わなくてはなりません

このサイトに来ていただいた方は、おそらく専業投資家の方ではなく、仕事の傍ら投資をされているのではないでしょうか?

そのような投資に集中できない・時間を割けない投資家の方には、新興国の個別銘柄を選ぶことは諦めたほうがよいでしょう。

新興国投資には投資信託を

では、どのように新興国に投資すればよいでしょうか? ここでおすすめするのは投資信託の購入です。

というより、投資家の中では「新興国への投資は、投資信託の購入以外しかない」というほどメジャーな投資方法となっています。

投資信託には、日本国内で購入できるものだけで(海外投資含む)5000商品ほどあり、マイナーな投資先であっても選びたい放題です

新興国投資は不安定という「幻想」

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新興国は不安定だから「大切な資金を預けられない」という幻想が、日本の投資家にはあるように思います。

新興国経済は、たしかに政治や資源価格などに振り回されやすいような面もあります。しかし、そのようなことで投資を見送るのは視点が正しくありません。

長期投資なら大丈夫

もしあなたが、新興国に投資して「一年後に資金を回収したい」という考えであれば、新興国に投資することはオススメしません。

例えば日本は高度経済成長期に大成長しましたが、一年で大成長を遂げましたか? そのようなことはないはずです。

最低でも10年以上のスパンでの資産形成を考えたとき、初めて強力な可能性が生まれるのです。そして、投資の仕方にも注意しなければなりません。

新興国に投資をするなら注意すること

  • 分散投資をしっかりおこなうこと。ひとつの国だけに投資するのは自信があってもやめましょう。
  • 投資信託に長期投資するならば、コストの安いファンドを選択しましょう。ちりも積もれば山となります。
  • 必ず長期で投資しましょう。でなければ、新興国特有の不安定さが強調されます。

新興国の投資信託の例

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投資信託にはたくさんの種類がありますが、一例としてのオススメをあげます。「iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)」という上場投資信託(ETF)です。

<iシェアーズフロンティア株ETF (略称:iSフロンティア株)>

  • 「MSCI フロンティア・マーケット100インデックス」への連動を目指す。
  • 信託報酬0.79%と低コスト。
  • クウェート、カタール、UAE、ナイジェリア、パキスタン、ケニア、オマーン、アルゼンチンなどへ分散投資。

「iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)」は上記の箇条書きの注意事項をクリアしています。

その他の新興国の投資信託の例

新興市場に投資する手段としては、他に下記のようなファンドがあります。

<中東・北アフリカ株式ファンド(愛称:アラビアン・ブルー>

  • サウジアラビア、カタール、クウェート、UAE、エジプト、オマーン、オランダなどに分散投資。
  • 信託報酬2.4525%とコスト高め。

<アムンディ・アラブ株式ファンド>

  • 信託報酬2.197%とコスト高め。
  • サウジアラビア、カタール、ドバイ、アブダビ、クウェート、エジプト、モロッコ、チュニジアなどに分散投資。

<中東・北アフリカ/アジア株式ファンド(愛称:魔法のランプ)>

  • 信託報酬1.6125~1.7275%と平均的なコスト。
  • クウェート、エジプト、UAE、カタール、バーレーン、中国、韓国、台湾、香港、インドなどに分散投資。

いずれのファンドも新興国に投資するという目的は果たせるものの、信託報酬コストが高くなりがちです。この3つのファンドは選択肢として示したものの、やはり1つ目に紹介したファンド「iシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)」がもっともオススメしたいファンドとなるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか? 新興国への投資は、注意して行えば有効な投資方法です。手付かずの新興国に注目が集まる前に投資していきましょう。

上記を参考にしてぜひ新興国の投資を検討してみてください。

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