さわかみファンドの投資信託が好きな人 オススメ投資法

   

超長期投資のバイ・アンド・ホールド。景気の大きなうねりにしっかり乗る。そのようにして利益を上げてきた、さわかみファンド。根本的な理念は「社会に貢献する企業の株を買う」ことです。

そんなきれいな理念でありながら、結果も上々。プロ中のプロであり、日本が誇る投資信託だと思います。

さわかみファンドは、確固たる理論に基づいて投資を行っているからこそ利益をあげることができているわけですが、その理論とはどのようなものでしょうか?

結論からいえば、「さわかみファンドは普遍的な理論に則ってから利益を出すことができる」のであって、その方法を学べばわたしたち個人投資家であっても同じような結果を出すことができます。それが今回のテーマです。

さわかみファンドの基本的な考えをベースとしながら、独自のアレンジを加えた投資法をご紹介したいと思います。

そもそも、さわかみファンドとは?

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さわかみファンドの投資理念は以下の通りです。

主要投資対象は国内外の株式等。運用にあたっては、その時点で最も割安と考えられる投資対象に資産を集中配分し、その投資対象資産の中で、将来価値から考えて市場価値が割安と考えられる銘柄に選別投資し、割安が解消するまで持続保有する「バイ・アンド・ホールド型」の長期投資を基本とする。

引用元:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=71311998

上記の引用文にあるように、さわかみファンドは「長期投資」かつ「バリュー投資」的な傾向を持っています。そして、基本的に以下のことを行っています。

さわかみファンドの方針(筆者の解釈)

  • 長期投資を徹底している。
  • 割安な株を買う。
  • 市場全体が落ち込んでいる不景気気味の時に買う。
  • 社会に貢献している企業を買う。
  • 生活していく上で無くてはならない企業の株を買う。
  • 社会は不景気と好景気とをくりかえす。

さわかみファンドの澤上さんは、ブログや動画などの発言からこのような方針であると考えられます(筆者なりの解釈です)。

とくに、「人間が生活している限り必要とされる企業を買う」というのは、シンプルすぎる発想ですが本質であると思います。

上記のような発想を持って投資することで実際に利益を生み出しているのですから、まことに見事と言わざるを得ませんね。

さわかみファンドのやり方を個人向けにするなら

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さわかみファンドのやり方で個人投資家が運用するのであれば、どのような方法が考えられるでしょうか?

そもそも、さわかみファンドの投資信託があるのですから、それを購入するのも選択肢となってきます。しかし、独自にさわかみファンドをアレンジして投資できたら最高ですよね?(信託報酬コストも必要ないですし・・・。澤上さん、ごめんなさい。)

そんな遊び心と実益を兼ねた試みを行うには、まず何から始めればよいでしょうか? さわかみファンドの「どこを参考にして」「どこをアレンジすれば」独自に資産運用できるでしょうか?

さわかみファンドの本質はバリュー投資

さわかみファンドは、そのホームページを見てもわかるように「長期投資」を強調しています。しかし、私はさわかみファンドの本質は「バリュー投資」であると思います。

そもそもバリュー投資とは何でしょうか?

例えば、A銘柄が5000円で取引されているとすると、そのA銘柄は5000円の価値かというとそうではないのです。市場の弱気や、その企業の注目度が低かったりすると、「A銘柄は本当は10000円の価値なのに、5000円で取引されている」ということがあるのです。そのような銘柄を狙うことは、 日本語で「割安株投資」ともいいます。

話を戻すと、なぜ「さわかみファンドが市場平均株価を超えられるか」といえば、「バリュー投資」を行い割安に買い付けているからにほかなりません。

ここで強調すべきは、さわかみファンドは「市場全体が不景気で落ち込んでいるときに大量買い」していることでしょう。

もし、好景気と不景気とのサイクルを見極められたなら、その不景気のときに株価を買い付ければよいのです。そうすれば、他の方針である「バイ・アンド・ホールド」は実践が簡単なのでほとんど真似ができてしまうというわけです。

株価の波は20年で繰り返している

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これまで、社会は好景気と不景気を繰り返してきました。そして「好景気から不景気への転換点」「バブルの崩壊」などは予測できないといわれてきました。

しかし、そのようなことはありません。多くの投資家は景気の循環を株価で考えていて、そこがいけないのです。「日経平均が○○だから割高(割安)だな」などが株価での判断の例です。

しかし、本当は株価ではなく「時間」で考えなければならなかったのです。つまり「○年経過したからそろそろ割高(割安)」というような時間軸での思考です。

「そろそろ買い時」の目安

株価はランダムには動いていません。20年のサイクルを形成して、景気のうねりを形作っています。

その証拠は、結果をみれば一目瞭然です。1878年に東京株式取引所(東証ではなく「東株」でした。)が設立されてからこの2016年アベノミクスまで、ずっと一定の20年のサイクルで株価は動いています。

ですから、前回の買い時から20年を目安に買い足していくのが良いのではないかと思います。もしくは、株価の頂点の10年後です。

個人投資家は投資信託を利用すべし

このような景気の波を捉えながら「さわかみファンド」は成長してきたのではないかと見ることができますが、わたしたち個人投資家はどのように行動すべきでしょうか?

オススメとしては、インデックスファンドを活用することです。そうすれば「さわかみファンドもどき」で自分で運用することができます。

日本であれば「日経平均株価に連動する投資信託」、アメリカであれば「S&P500に連動する投資信託」というように、各国に投資できるインデックスファンドがありますので、それを20年のサイクルの波に乗って安いタイミングで買い付けるのです。

投資信託を買い付けるときの心得

  • 20年のサイクルといっても、すぐに回収できるとは限りません。
  • ですから、長期投資を意識し「上がるまで待つ」姿勢が大切です。

まとめ

今回は、さわかみファンドの投資理念が好きな方に向けてコラムを作成しました。さわかみファンドの投資理念は、経済の仕組みの縮図ともいえる美しいものだと思います。

ぜひ上記を参考にして、さわかみファンドをアレンジした投資を楽しんでみてください。

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