投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearってどんな賞?

      2017/12/26

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」という投資信託の賞があります。

年々注目度が高まっている賞ですが、一体どのような賞なのでしょうか。概要や特徴をまとめてみました。是非参考にして下さい。

このページの目次

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearとは?

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」について、概要を説明します。

個人投資家が投票して年間最優秀ファンドを決める

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」とはその名の通り、投信ブログを描いているブロガーの投票によって、年間最優秀ファンドを決める賞です。

投票資格は「投信ブロガーであること」となっており、その判断は運営委員会が行います。

投票者は自身のブログに投票を行った報告を行う必要があります。

持ち点は1人5ポイントとなっています。

投票対象投資信託は国内証券会社から買い付け可能な全ての投資信託であり、ETFや外国籍のものも含まれます。

2016年で第10回となり、注目度は上昇中

2007年から始まっており、2016年の投票で第10回目となります。

最初は個人ブログ内で行った小さな賞でしたが、回を追う毎に注目度は上昇していきました。

今では、大きな会場での授賞式を行うようになり、受賞ファンドの責任者が授賞式へ参加します。

それだけでなく、2017年1月に行われた2016年授賞式には、金融庁長官からのメッセージも届きました。

個人ブログでの小さな投票が、今では非常に影響力のある賞となりました。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016 上位10ファンド

ここで「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」の上位10ファンドを見てみます。

尚、有効投票者数は139名、有効総ポイントは695ポイントです。

各ファンドの詳しい説明は別記事にて行っております。

第1位 ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイアセットマネジメント) 47名 146ポイント

投票者数、投票ポイントとも、2位に2倍以上の差をつけて、断トツの第1位に輝きました。

第2位 たわらノーロード 先進国株式(アセットマネジメントOne) 18名 55ポイント

初登場でいきなり第2位にランクインしました。今後に期待が掛かります。

第3位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(バンガード・インベストメンツ・ジャパン) 13名 42ポイント

外国籍ETFでのランクインとなりました。投票対象ファンドの幅広さが分かります。

第4位 iFree 8資産バランス(大和証券投資信託委託) 11名 36ポイント

運用開始からわずか数か月での投票に関わらず、ランクインとなりました。

第5位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信) 11名 35ポイント

9回目のトップ10入りを果たした常連ファンドです。

第6位 ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス) 10名 30ポイント

アクティブファンドでは最高位の評価となりました。

第7位 ひふみプラス(レオス・キャピタルワークス) 8名 25ポイント

第6位のひふみ投信の姉妹ファンドです。

第8位 世界経済インデックスファンド(三井住友トラスト・アセットマネジメント) 10名 23ポイント

投資コンセプトを評価する声も上がっていました。

第9位 ニッセイTOPIXインデックスファンド(ニッセイアセットマネジメント) 11名 21ポイント

ニッセイアセットマネジメントは第1位のニッセイ外国株式インデックスファンドに続き2本目のトップ10入りとなります。

第10位 セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信) 7名 20ポイント

セゾン投信は第5位のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに続き2本目のトップ10入りとなります。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearのポイント

2016年の上位10ファンドを見て頂いた上で、どのような点が注目されているか、3つのポイントを解説していきます。

1.個人投資家目線でのファンド評価

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」の投票者はブログを持つ個人投資家です。

実際に投信を購入する投資家目線でファンド評価が行われている点が大きな特徴となります。

例えば、3位にランクインしたバンガード・トータル・ワールド・ストックETFは海外上場ETFであり、国内投信と同じ土俵で評価を受けることは非常にまれです。

投資家目線で本当に良いと考えるものを国内外問わず選んだ結果の受賞となります。

販売会社や金融会社の意向や利益は反映せず、投資家目線での評価が分かることが注目を集める要因となっています。

実際、他の投資信託ランキングではなかなか耳にすることのないファンドもランクインしています。

投資家目線を反映した賞にここまでの規模のものは他に無く、唯一無二の存在感を示しています。

2.低コストファンドに評価が集まる

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」の特徴は低コストのファンドに票が集まりやすいことにあります。

投資信託で最大の天敵はコストとなります。

投資家目線に立てば、コストの低い投資信託はそれだけで大きな価値を持つことになり、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」では低コストのファンドが素直に評価されます。

またコストを重視する為、インデックスファンドのランクインが多い点も特徴です。

金融機関や運用会社にとっては、手数料の高い商品を販売した方が実入りが大きい為、それらの会社の意見の反映されるランキングではコストは度外視される事もあります。

個人投資家が最も気にするポイントはコストであり、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」ではその点が色濃く反映されている点に注目です。

3.運用実績の良いファンドも評価される

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」では低コストのインデックスファンドに票が集まる傾向にありますが、アクティブファンドでも圧倒的なパフォーマンスを残しているものは評価されます。

第6位のひふみ投信、第7位のひふみプラスが良い例です。

これらはアクティブファンドですが、国内株式型としては非常に優れた運用実績を残しています。

コストだけに偏ったコストランキングでは無く、アクティブファンドでも運用実績が際立っていればしっかりと評価されます。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearの注意点

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」を見る際の注意点はどのようなところにあるのでしょうか。

基本的には個人投資家のありのままの意見が反映されており、非常に参考になる賞です。

しかし、過去の運用実績よりも目論見書に記載されたコスト等の数字が優先されやすい点には注意が必要です。

低コストであれば、運用成績は良好になる可能性が高いという考え方も間違ってはいません。

ただ、運用成績はコストに加え、運用会社の運用手腕も重要となります。

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」では運用開始間もないファンドがコストだけ評価され、ランクインする事も多いです。

しっかりとコンセプトに沿った運用の継続という点が評価され辛いランキングになっており、そのポイントを抑えた上で見る必要があります。

まとめ

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」は個人投資家目線を反映した唯一無二の賞であり、個人投資家の意見がランキングに反映されるという意味で注目度の高いものとなります。

近年は知名度も上昇しており、個人投資家の意見を無視した商品設計を行いにくくしている点では非常に意義がある賞です。

是非「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」に注目し、毎年の授賞式での結果発表を楽しみにして下さい。

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