なぜ、株式市場は急落し円高方向へ向かうのか

   

投資脳を鍛えよう

前回の今後の相場予想では、統一地方選挙が株価を押し上げているという結論で終わりました。

よく、考えてみると実は私はこの4月になると毎年株価の下落を予想しているのです。

たぶん、前回か前々回の統一地方選挙のときも下落を予想し、なぜ下落しないか?と考え抜いた末、統一地方選挙の所為かと結論づけた記憶があります。

そのときも、統一地方選挙はこの季節に4年に一度2回あるのですがその2回目の統一地方選挙前に暴落してしまった記憶があります。

そのときは、予想通り下落したのだから何にも考えていなかったのですが、そのときと今回もまた同じように何も考えていなかったら何も成長のない人間になります。

投資脳というものは年々進化し続けるし、また進化させる義務というのは我々自身の中にも存在すると思います。

投資歴が私は20年以上におよびますが、進化しなかった年はなかったと思います。
去年はこう考えていたのに、今年はこう考えるようになった、と思うと本当にうれしいものです。

IT革命を経てアメリカの合理主義が日本にも持ち込まれるようになって、プロセスは全く評価をされなくなり結果だけ重視する世の中になりましたが、そう考える人は申し訳ないけど私は個人的には「可愛そうなひとたち」という評価を下しています。

何事もその達成しようとするそのプロセスが大事で、結果なんてそれほど重要ではないことは年を重ねれば大事であることがよくわかると思います。

ですから、みなさんも投資の勉強は理解できない、
ということだけでなく。
理解できなくても、勉強することが大切なのだという気持ちを持ってくださいね。

そのうち、その勉強を重ねていくとある日、劇的にわかるときが来ます。
私も政治や経済のことが劇的にわかったのは40代の前半です。

それまでは、言葉では理解できますが、なぜ、そういう風になるのかが理屈としては知っていたのですがでも腑に落ちないという状態が続いていました。

しかし、なぜだかわからないけど、40を過ぎたら突然、全部、わかってしまった、という経緯があります。

とにかく、理解をするのは何事もそうですが、事前の準備が本当に大事なことだと思います。

経済や政治の場合はその事前準備の期間というのがとてつもなく長いのかな、と今は考えています。

今回お話をすることは、私も言葉では長年理解してきたのですが、腑に落ちていないことの代表例です。

それが、今回のこの週末、4/17のニューヨーク株下落、ドル安の進行という出来ごとになります。

 

実は、これをしっていれば急落は簡単に予想ができた!?

この出来事があったのは4月14日になります。
この日に何があったかを、今、すぐ調べてください。

こういうことも事前準備なのですが、やらなくてはいけないことをやらないで面倒なのでやらない、というのは私を含めてそうなのですが、やらない人が大半を占めていると思います。

私はやったほうがいいよ、と、少なくてもみなさんよりも相場や経済の先行きの先見の明はあるのですから、もし、私の言っていることをバカにして聞きたくもないよ、と思っている方がいるのであればその方はこのセミナーや文章を読んでいないと思います。

みなさんは私のように、相場の先行きや経済の先行きを読みたい、知りたい、と思うから私の文章、セミナーを聞くわけであってそれに近づきたいと思うのならばこれは、やったほうがいいと思います。

話がそれましたが、4月14日の新聞やニュースを調べてもこの4/17の急落を予言するものはたぶん、ほとんど見当たらないという方が大半だと思います。

日本ではこのニュースはほとんど扱われていません。
扱っていたとしても、ベタ記事扱いなのです。

こんな大事なニュースをきちんと扱ったのはNHKのラジオニュースのみでした。
NHKのラジオニュースはこのことをトップ扱いで報道していました。

テレビのNHKもベタ記事扱いでしたね。

その報道とは、IMFの世界経済予測のGDPの予想修正値になります。

 

IMFの各国のGDP予想修正値が相場の変化をもたらした

なぜ、このような大事な発表を日本経済新聞筆頭に扱いを少なくするのか私には理解ができません。
現実にマーケットはその日を境に変わりました。

発表の内容は、アメリカの成長減速、日本とユーロの成長予測増というのが主な趣旨です。

アメリカは0.5パーセントマイナス
日本は0.4パーセント増、ユーロは0.3パーセント増になります。

これを等号、不等号で表すと。
日本+0.4>ユーロ+0.3>アメリカ-0.5
になります。

これを外国為替市場で考えてみると。
この日を境に、ドル円はドルの成長が-0.4修正され、日本は+0.3になったのですから当然、円高、ドル安になります。
ユーロも同様で、ユーロ高、ドル安になります。

この通りにマーケットは動いているのです。
きちんと、チャートをみてくださいね。

では、ユーロ円は+0.4と+0.3ですから、あまり動かないではないのか?と予測するところ結構、動いています。
2円近く動いています。
この理由はこのGDPという数字について、詳細に説明しなければならないので割愛します。

ひとつだけ付け加えると、ユーロドルの底値は1.047と2月に宣言をしましたがこの数字を使えば簡単に予測できるものなのです。
実際、1.046くらいで底を打ち、そのあと、二番底を確認してから買いなさいよ、と前々回の説明で書いたと思います。

外為市場の説明は、これだけになります。

株式は、もっと簡単ですよね。
アメリカの株式市場、もっというなれば、
株式市場は経済の先見性を表すのが経済学では一般的です。

その株式市場は利上げが早まるかもしれない、ないしは6月の利上げを織り込んで上昇していたのに、成長が修正されて利上げどころか成長のスピードが減速になったのだから急落するのです。

当たり前の話ですよね。

このIMFの世界経済予測発表、次回は7月になります。
その発表は見逃さないようにしてくださいね。

このことを認識している人が少ないからこの反応の遅さになるのです。
ですから、まだまだこれから急落をすると思います。

日本の株価の場合は政権与党が今週の水曜日か木曜日ころまで有権者に与党に投票を呼び掛けるために株価を維持するかもしれないと思って政権与党が行動するかもしれません。

統一地方選挙によって株価が維持されるという、前回の内容は間違いかもしれません。

アメリカの景気が悪化しているならば、日本株も外国人投資の比率が7割近くまで上昇している現在、その株価維持政策がどこまで持つのか?というのは、私にもわかりません。

たぶん、もとないだろうな、というのが本音でしょうね。

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