金利上昇局面においての推奨銘柄を教えます!

   

長期金利が長期にわたって続く理由

日本、アメリカ、ドイツの長期金利上昇は相当長い間続くということは、前にも説明した通りになります。

なぜ、相当期間にわたって長期金利の上昇が続くのかは簡単な話です。

アメリカの政策金利(短期金利)の利上げは年内、よほどことのない限りはほぼ確定的になると思います。

しかし、ほかの先進国は日本が異次元緩和を始めて二年半経過がしますが出口論というのもちらほら聞こえてきますが、まだ物価上昇のメドもついていない状態です。

ヨーロッパは今年に緩和を始めたばかりでまだまだ止める気配はないという状態です。

緩和というのは基本的には国債を買うのですが、
国債を買うということは基本的には金利が下がるということになります。

金利が下がる、すなわち、ヨーロッパや日本では物価上昇率と考え併せてみると金利はマイナスかゼロになります。

その国の投資家は当然、金利が高くて安心のできる国、アメリカに投資をします。
そうなると、アメリカの株式や金利がバブルになる可能性が非常に高くなります。

だから、自国の長期金利を国際協調によって高めに誘導するという政策をとっていると思われます。

■しかし、日本の長期金利は?

日本の10年物の国債の利回りは何パーセントかご存じでしょうか?
たぶん、みなさん興味もないと思いますが、現在は0.5パーセントです。

連休前後に0.4パーセントだったのですから少し、というよりも気持ち上昇をしているのは確かだと思います。

しかし、この長期金利はまだまだ上昇をし続けます。
これはヨーロッパにも同じことが言えると思います。

なぜなら、この長期金利はアメリカのバブルを防ぐための国際協調と考えれば、アメリカの金利が上がる9月、10月までには魅力的な金利にしておかなければいけないからだと思います。

■巨大な資本があるのに、低迷していた銀行

前にもお話をしていたと思いますが、緩和の際、緩和が予想される前に一番最初に上昇するのは金融株であるということはお話をしていると思います。

なぜなら、金融緩和をすれば株価が上がりますので、証券会社は手数料収益が上昇をします。

また、銀行は安い金利で資金を調達するので利益は上がるからです。

また、この今回のアベノミクスは基本的には財政再建を目的とした経済政策な訳ですから。
前回のITバブルのときはソフトバンク株やヤフーなど、IT関連を中心に株価が上昇をしました。

今回の、アベノミクスというのは金融を再編するという意味でとらえてもいいわけですから金融株が中心に株価が上伸して当たり前です。

いままでずっと安い資金調達をしていた銀行

バブル崩壊と金融危機を経てから日本は実質ゼロ金利なのですから、銀行、特に都市銀行は安いコストで資金を調達してきました。

なのに、株価はずっと低迷をしていました。

それは、バブル崩壊とそれに伴う金融危機で銀行は多大な借金を国にしていたのです。
それがいわゆる公的資金の注入ということによって、借金をしていたのです。

まず公的資金を注入されると銀行の行動に制約が入ります。
まず、リーマンショック前までは欧米の銀行では当たり前でしたが、投資や投機に対しての融資は一切出来なくなります。

なぜなら、株主が日本政府になりますから、日本政府の意向は国民の税金を適切に回収するのが第一義になります。

ですから、リスクの高い融資案件には間違いなく手をださなくなっていました。

その公的資金の返済が、2013年度には大手都市銀行、りそなを除いた銀行は終了をしました。

しかし、アベノミクスや異次元緩和を実施する際に株価は急伸をしましたがその後はずっと冴えない展開でした。

また、去年10月にまた緩和を実施たときにも株価は急伸をしましたが緩和の材料が一巡をするとまた株価がさえない展開になりました。

しかし、完済し終わった大手都市銀行は積極的に海外への融資を実行しにかかります

それまでは私を含めた評論家や専門家は、銀行のあまりにもリスクを取らない企業行動に業を煮やしていましたが、日本では儲からないというのがやっとわかったのか、という思いもありました。

しかし、日本での融資残高は一向に伸びませんでした。
なぜか?
簡単です。

たとえば、投資の意思決定というのは、簡単なことです。
この銘柄に投資をした利益と配当は何パーセント見込め、そしてそのリスクは何パーセントなのかを必ず考えます。

たとえば、ある銘柄が1年間投資してキャピタルゲインが100万円見込め、インカムゲインは20パーセント見込めるとします。

それに対してリスクは、200万円の損失がある可能性がある場合にみなさん投資しますか?

誰もしません。

なぜなら、100万円儲けるのに、200万円の損を出すのは誰がどうみても、頭のいい投資ではありません。

しかし、20万円の損失であれば、リターンに対してリスクが1/5になるのですから、みなさんよい投資先であると考えると思います。

銀行の場合はあまりにも利子が安いので、高いリスクの融資案件に手が出せなかったのです。

預金者に金利を0.01パーセントつけて、2パーセントで貸しても貸倒の可能性が非常に高くなっていたのです。

しかし、金利の上昇、先高懸念でそのリスクテイクの自由度がかなりあがってきているのです。

MUFGが前期過去最高益をだしましたが、そんなものでこの金利先高懸念があるなかすまないと思います。

りそなを除く、大手都市銀行はすべて金利が上昇している限りは買いだと思います。
ただし、みずほFGは値段が安いので敬遠をしておいたほうがよいと思います。

価格が安いというのは人気がない、というのと同義語になります。
理由が何にしろ。です。

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