2015年8月の相場見通し

   

よく商売の世界では「ニッパチ」と呼ばれ毎年、2月、8月は商売にならないと言われます。

特に水商売のスナックなどではそのように言われます。

おそらく、2月は営業日数が少ないこと、また8月はほとんどのお客さんが夏休みになって飲み屋に行かなくなる所為だろうとは思います。

実は相場用語にも、儲からない時期の言葉がある

これは、タイトルでも示したように夏枯れ相場と言われるものです。
伝統的に8月は金融関係、特に証券会社は8月の手数料が極端に落ち込むと言われています。

また、セルインメイと言われるようにここ数年5月には株を売って寝ていなさい、という格言通りの相場になっています。

今年の5月の場合はアメリカGDPの発表が4月の末にあり、その数字の低さにマーケット、株から為替、商品まで全部急落をしました。

このアメリカのGDPの低減の主な要因はドル高と1-3月の港湾ストライキと大雪のためと言われています。

このドル高は、先進国通貨に対してはかなりドル高は訂正をされました。
しかし日本円に対してはドル高のままですし、新興国通貨に対してもドル高のままです。

このことが影響してアメリカの多国籍企業の株価がさえない展開となっています。

つまり、今のアメリカの製造業で海外進出をしている会社は、ほとんどが新興国で事業を展開しており、新興国での売上が増益になったとしてもドル高で業績が相殺される状態になっています。

ですから、アメリカの株価がさえない展開になっています。

参考までに以前、私はアメリカの株価のレンジ、ニューヨークダウにおいてはアメリカのGDPの値に年初のニューヨークダウの株価を当てはめれば大体の推移はわかりますよといったことは覚えておいででしょうか?

年初、ニューヨークダウは17500ドルと計算すると1-3月期のGDPがマイナス0.7なのですから17300ドルくらいが安値、高値は17500に1.035を掛けた数字になりますよ。と言ったことです。

1.035の数字の根拠は年初の今年のアメリカの成長予想になります。
全くその通りのレンジで動いているはずです。

現時点でアメリカの経済成長は、1パーセント台後半の筈ですから、現状の株価は若干高いという推論が成り立つはずなのです。

さて、夏枯れ相場ですが、これは日本の江戸時代から伝わる格言に近いものです。

お金もちは、今では政治家が夏の軽井沢研修とかやっていますよね、本当のお金もちは昔から夏には避暑に行ってしまい東京にはいないのです。

ですから商いが活発にならずに、取引が低下したので値動きがなくなることを夏枯れ相場と言ったのです。

例年の傾向

取引が活発になるか、否か、の境目が簡単なことです。
たとえば、今年の夏相場を占う場合はその前3カ月をみればいいだけの話なのです。

例年、セルインメイと言って売られていたのですから、相場の振幅は激しいのです。
ですから、振幅がマーケットで激しければ、人間の体と同じようにお休みをマーケットは取らないといけないのです。

ですから、ここ数年、夏のマーケットは低調なのです。

ここ数年はマーケットが夏に低調なのはそういう理由です。

そして9月になると欧米は新年度入りになりますのでマーケットに大量の資金が流入します

これをここ最近よくいわれる、
マーケットは秋に買って春に売るのがいい、といわれる所以になります。

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